1.自宅でできる弓道トレーニング
弓道は精神を鍛える日本伝統の武道ですが、実際に射るためには射場や練習場が必要で、なかなか気軽に始められない人も多いのではないでしょうか。しかし、実は自宅でも弓道の練習ができる方法があります。
この記事では、自宅でできる弓道練習方法を紹介します。また、外でできる練習方法や弓道用品の紹介も行い、初めての方でも始めやすいように詳しく解説していきます。弓道を始めてみたいけど練習場まで通えないという方は、ぜひ試してみてください。
2.弓道の基本
2-1.弓道の始め方
弓道を始めるためには、まずは道場やクラブに入会することが一般的です。入会前には、体験教室などで基本的な技術やマナーを学ぶことができます。また、弓や矢などの道具も道場で用意されていますので、初めての方でも気軽に始められます。
2-2.弓の握り方
弓の握り方は、人差し指、中指、薬指の3本で握り、親指は弓の後ろに回します。手首は前に倒し、力を抜いて握ります。弓の重さを感じながら、自分に合った握り方を見つけましょう。
2-3.弓道の姿勢
弓道の姿勢は、正座して背筋を伸ばし、肩を下げ、腰を下げます。両手は胸の前で合わせ、目線は真っ直ぐ前を見ます。弓を引くときは、肘を伸ばし、力を抜いて引きます。
3.自宅でできる弓道練習方法
3-1.ストレッチ
弓道に必要な体力や柔軟性を養うために、まずはストレッチから始めましょう。肩や腕、背中、腰などの筋肉をほぐし、身体を温めます。
3-2.空弓の練習
空弓とは、矢を使わずに弓だけを引く練習です。弓を引くときは、前述の姿勢を意識しながら、ゆっくりと力を抜いて引きます。繰り返し練習することで、弓の重さや引き方を覚えることができます。
3-3.壁打ち
壁打ちは、壁に向かって矢を放つ練習です。目標とする場所に壁に紙などを貼り付け、それを狙って矢を放ちます。壁に当たった矢の位置や向きを見て、矯正を行いましょう。
3-4.鏡の前での練習
鏡の前で自分の姿勢や動きをチェックしながら、空弓の練習を行いましょう。
4.外でできる弓道練習方法
4-1.的の自作
的は、自宅で簡単に作ることができます。ダンボールや厚紙を丸めたものに布を巻いて、的のような形にします。的の直径は直径80cm以上が一般的です。
4-2.的当て練習
自作した的に向かって矢を放ち、的に当たった位置を確認する練習です。的に当たったら、集中して次の矢を放ちましょう。
4-3.射撃場の利用
弓道をするためには、射撃場での練習が最も効果的です。近所に射撃場がある場合は、そこで練習することをおすすめします。射撃場には、専用の的や弓などが用意されています。
5.弓道用品の紹介
5-1.弓
弓道には、反りがある「弓」と、反りがない「直弓」があります。初めての方には、反りがある弓がおすすめです。
5-2.矢
矢は、竹やカーボン製のものが一般的です。弓と矢は、自分に合ったものを選びましょう。
5-3.手袋、腕当て、筋子袋
手袋や腕当ては、手や腕を守るために必要です。筋子袋は、矢を入れる袋で、弓道に必要な道具をまとめるために用います。
6.まとめ
自宅でもできる弓道の練習方法を紹介しました。弓道は、体力や精神力を鍛えることができる素晴らしいスポーツです。始める前に、道場やクラブでの体験教室などで基本的な技術やマナーを学ぶことをおすすめします。自宅での練習方法もぜひ試してみてください。